YouTubeで見る「ある日どこかで (Somewhere in Time)」の魅力

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YouTubeで見る「ある日どこかで (Somewhere in Time)」の魅力

「ある日どこかで」の概要

『ある日どこかで』(原題: Somewhere in Time)は、1980年に公開されたアメリカのロマンス映画です。
リチャード・マシスンの小説『時の旅人』(Bid Time Return)を原作としています。
クリストファー・リーヴとジェーン・シーモアが主演し、時空を超えた切ないラブストーリーを描き、今なおカルト的な人気を誇る作品です。
特にジョン・バリーによる甘美な音楽は映画音楽の名曲として知られています。

「ある日どこかで」のオープニング動画(メインテーマ)

「ある日どこかで」の心を揺さぶる美しいメインテーマは、YouTubeでご覧いただけます。

「ある日どこかで」の詳細(あらすじ・見どころ)

本作の監督はヤノット・シュワルツ、音楽は『007』シリーズや『愛と哀しみの果て』などで知られる巨匠ジョン・バリーが手掛けました。
物語は1972年、若き劇作家リチャード・コリアー(クリストファー・リーヴ)が、新作の初演パーティで謎の老婦人から懐中時計を渡され、「帰ってきて」という不思議な言葉を告げられるところから始まります。
それから8年後、スランプに陥ったリチャードは旅行先のグランド・ホテルで、息をのむほど美しい女性の肖像画に出会います。
彼女が1912年の人気女優エリーズ・マッケナ(ジェーン・シーモア)であることを知ったリチャードは、彼女こそが自分を待っていた運命の人だと確信します。
彼は自己催眠という方法を使い、エリーズのいる1912年へのタイムトラベルを試みるのでした。
見どころは、何と言ってもそのノスタルジックでロマンティックな雰囲気です。
ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」を巧みに取り入れたジョン・バリーの音楽が、二人の運命的な愛を美しく彩ります。
『スーパーマン』とは異なる繊細な演技を見せるクリストファー・リーヴと、クラシカルな美貌が際立つジェーン・シーモアの化学反応、そしてすべてが儚い夢のような切ない結末が、観客の心を掴んで離しません。

「ある日どこかで」の主要キャストと代表作品

本作の魅力的な登場人物と、演じるキャストの代表作品をご紹介します。

リチャード・コリアー (演: クリストファー・リーヴ)

クリストファー・リーヴ の他の代表作品:

  • スーパーマン (シリーズ)
  • 日の名残り
  • ボストニアン

エリーズ・マッケナ (演: ジェーン・シーモア)

ジェーン・シーモア の他の代表作品:

  • 007/死ぬのは奴らだ
  • ドクタークイン 大西部の女医物語 (TVシリーズ)
  • エデンの東 (TVミニシリーズ)

W・F・ロビンソン (演: クリストファー・プラマー)

クリストファー・プラマー の他の代表作品:

  • サウンド・オブ・ミュージック
  • 人生はビギナーズ
  • ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密

まとめ:「ある日どこかで」の社会的評価と影響

1980年の公開当時、批評家からの評価は芳しくなく、興行成績も振るいませんでした。
しかし、そのロマンティックな物語と、ゴールデングローブ賞作曲賞にノミネートされたジョン・バリーの卓越した音楽は、次第に多くの人々の心を捉えます。
特にケーブルテレビでの放映やホームビデオの普及(VHS/DVD化)によって熱狂的なファン(「SIT-ers」と呼ばれる)を生み出し、カルト映画としての地位を確立しました。
撮影の舞台となったミシガン州マキノー島の「グランド・ホテル」は聖地となり、現在でも毎年ファンが集う「Somewhere in Time Weekend」が開催されています。
時空を超えた純愛を描くロマンス映画の金字塔として、公開から数十年を経た今もなお、多くの映画ファンに愛され続ける不朽の名作です。

「ある日どこかで」の関連商品

「ある日どこかで」をさらに楽しむための関連商品です。

DVD・Blu-ray

「ある日どこかで」のBlu-ray及びDVDが各社からリリースされています。
高画質で蘇る二人の姿や、美しいグランド・ホテルの風景を堪能できます。
コレクターズ・エディションなども存在します。

書籍(原作・関連書籍)

原作は、著名なSF作家リチャード・マシスンによる小説『時の旅人』(Bid Time Return)です。
映画とは異なる設定や、より詳細なリチャードの心理描写が描かれており、映画ファンなら必読の一冊です。
創元SF文庫などから邦訳版が出版されています。

グッズ・その他

最も人気が高い関連商品は、ジョン・バリーによる「オリジナル・サウンドトラック」CDです。
ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏」と、そこから着想を得たメインテーマは、映画音楽史に残る名曲として非常に高い評価を受けています。

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