YouTubeで「REBEL MOON – パート1: 炎の子 / パート2: 傷跡を刻む者」
概要
『300』『ジャスティス・リーグ』のザック・スナイダー監督が20年以上の構想を経て放つ、NetflixオリジナルのSFスペクタクル巨編です。
銀河を支配する悪の帝国「マザーワールド」に追われる一人の女性コラが、銀河中からアウトローな戦士たちを集め、無謀な反乱に挑む姿を全2部作で描きます。
元々は『スター・ウォーズ』のスピンオフとして企画された背景を持ち、黒澤明の『七人の侍』へのオマージュが込められた本作は、圧倒的な映像美とスローモーションを多用したスタイリッシュなアクションが特徴です。
オープニング
壮大なスケールと圧倒的な映像美で描かれる、銀河の反乱の幕開けをご覧ください。
詳細
物語の舞台は、銀河の支配者「マザーワールド」の脅威に晒された辺境の衛星ヴェルトです。
パート1『炎の子』では、かつて帝国の精鋭兵士だったが、今は静かに暮らしていた主人公コラが、村を守るために立ち上がります。
残忍な提督ノーブル率いる軍隊が村の資源を搾取しようとした時、コラは村を救うため、共に戦ってくれる戦士を探す旅に出ます。
彼女が集めたのは、それぞれの事情で帝国を追われたはぐれ者たちです。
伝説の剣闘士タイタス将軍、二刀流のサイボーグ剣士ネメシス、動物と心を通わせる王子タラク、金のためなら何でもするパイロットのカイ、そして農夫のガンナー。
彼らは寄せ集めのチームですが、次第に絆を深め、帝国への反撃の狼煙(のろし)を上げます。
続くパート2『傷跡を刻む者』では、コラたちが守るべき故郷ヴェルトでの決戦が描かれます。
圧倒的な兵力差がある中で、戦士たちは村人たちに戦い方を教え、地の利を活かしたゲリラ戦を展開します。
それぞれの戦士が抱える過去のトラウマや贖罪(しょくざい)の思いが交錯し、壮絶な死闘が繰り広げられます。
特に、コラの隠された真の正体や、王家を守るはずだった機械騎士ジミーの覚醒が見どころです。
さらに、2024年8月には、より過激なバイオレンス描写と未公開シーンを追加した「ディレクターズカット版」(『チャプター1: 鮮血の聖杯』『チャプター2: 赦しの呪い』)も配信されました。
こちらはR指定となり、よりダークで血生臭い、ザック・スナイダー監督の本来のビジョンが色濃く反映されたバージョンとなっています。
キャスト
- コラ:ソフィア・ブテラ
- カイ:チャーリー・ハナム
- ノーブル提督:エド・スクレイン
- ガンナー:ミキール・ハースマン
- タイタス将軍:ジャイモン・フンスー
- ネメシス:ペ・ドゥナ
- タラク:スタズ・ネア
- ダリアン・ブラッドアックス:レイ・フィッシャー
- ジミー(声):アンソニー・ホプキンス
- バリサリウス:フラ・フィー
キャストの代表作品名
- ソフィア・ブテラ:『キングスマン』、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』、『アトミック・ブロンド』
- チャーリー・ハナム:『パシフィック・リム』、『キング・アーサー』、『ジェントルメン』
- ジャイモン・フンスー:『ブラッド・ダイヤモンド』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、『グラディエーター』
- ペ・ドゥナ:『空気人形』、『ベイビー・ブローカー』、『センス8』
- エド・スクレイン:『デッドプール』、『アリータ: バトル・エンジェル』
まとめ
配信開始直後からNetflixの世界ランキングで1位を獲得するなど大きな注目を集めましたが、評価は批評家とファンの間で真っ二つに分かれました。
批評家からは「既視感のあるプロット」「キャラクターの掘り下げ不足」などが指摘されましたが、ファンからはザック・スナイダー特有の「神話的なビジュアル」「ケレン味たっぷりのアクション」が高く評価されました。
特にディレクターズカット版の公開により、「これこそが観たかったものだ」という再評価の声も上がっています。
スター・ウォーズや七人の侍、そしてヘビーメタル雑誌のようなビジュアルを融合させた独特の世界観は、今後もゲームやコミックなど多岐にわたるメディアミックス展開が予定されており、新たなSFフランチャイズとしての地位を確立しつつあります。
作品関連商品
- S.H.Figuarts アクションフィギュア(コラ、ネメシスなど)
- Funko POP! Movies フィギュアシリーズ
- ノベライズ本(海外版)
- Netflixオリジナルサウンドトラック

