YouTubeで見る「チャーリーズ・エンジェル(1970s)」!伝説のアクションドラマを徹底解説
「チャーリーズ・エンジェル」1970s版の概要
『チャーリーズ・エンジェル』(原題: Charlie’s Angels)は、1970年代後半から1980年代初頭にかけてアメリカで制作・放送され、世界的なセンセーションを巻き起こしたアクション・探偵ドラマです。
ロサンゼルスを拠点とする謎の大富豪チャーリー・タウンゼントが運営する探偵事務所で働く、3人の美しく有能な女性探偵(エンジェル)たちの活躍を描いています。
彼女たちは、スピーカーフォンを通して顔を見せないボス、チャーリーからの指示を受け、助手のジョン・ボスレーと共に、潜入捜査やアクションを駆使して様々な難事件を解決していきます。
スタイリッシュなファッション、華麗なアクション、そしてエンジェルたちの魅力的なキャラクターが人気を集め、70年代を象徴するポップカルチャーアイコンとなりました。
「チャーリーズ・エンジェル」象徴的なオープニング
作品詳細(放送時期・制作背景)
本作は、アメリカのABCネットワークで1976年9月22日から1981年6月24日まで、全5シーズン、合計115話が放送されました。
制作はアーロン・スペリングとレナード・ゴールドバーグ。
もともとは、プロデューサーのアーロン・スペリングが、当時人気のあった刑事ドラマに女性主役を起用したいと考えたことから企画されました。
物語の基本設定は、元々はロサンゼルス市警察の婦人警官だった3人が、その能力を持て余していたところをチャーリーにスカウトされ、彼の私立探偵事務所で働くことになる、というものです。
エンジェルたちは、ファッションモデル、レーサー、スタントウーマンなど、様々な職業に変装して事件に潜入し、その美貌と知性、そして時には格闘術を駆使して悪と戦います。
シリーズを通してエンジェルのメンバーは何度か入れ替わりましたが、「3人組の女性探偵」というフォーマットは一貫していました。
日本では1977年から日本テレビ系で放送され、「地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル」というキャッチコピーと共に、特にファラ・フォーセット(初代エンジェルの一人)の髪型(ファーラ・カット)が大流行するなど、社会現象となりました。
「チャーリーズ・エンジェル」1970s版の主要キャスト
(主要メンバー)
- サブリナ・ダンカン (Sabrina Duncan): ケイト・ジャクソン (Kate Jackson) [シーズン1-3] – エンジェルたちのリーダー格。冷静沈着で知的なタイプ。
- ジル・マンロー (Jill Munroe): ファラ・フォーセット (Farrah Fawcett) [シーズン1、ゲストとして複数回] – 健康的でスポーティな魅力を持つ。本作で一躍スターダムに。
- ケリー・ギャレット (Kelly Garrett): ジャクリーン・スミス (Jaclyn Smith) [全シーズン] – シリーズを通して唯一全シーズンに出演したエンジェル。優雅で洗練されたタイプ。
- クリス・マンロー (Kris Munroe): シェリル・ラッド (Cheryl Ladd) [シーズン2-5] – ジルの妹。元気でキュートなタイプ。
- ティファニー・ウェルズ (Tiffany Welles): シェリー・ハック (Shelley Hack) [シーズン4] – ボストン出身のエリート。
- ジュリー・ロジャース (Julie Rogers): タニア・ロバーツ (Tanya Roberts) [シーズン5] – 元モデルで、ストリート育ちのタフなタイプ。
- ジョン・ボスレー (John Bosley): デヴィッド・ドイル (David Doyle) [全シーズン] – エンジェルたちをサポートする、チャーリーの忠実な部下。
- チャーリー・タウンゼント (Charles “Charlie” Townsend): ジョン・フォーサイス (John Forsythe) [声のみ、全シーズン] – エンジェルたちの雇い主である謎の大富豪。姿を見せず声だけで指示を出す。
キャストの他の代表作品名
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ケイト・ジャクソン:
- 『スケアクロウとキング夫人 (Scarecrow and Mrs. King)』(テレビドラマ)
- 『ルーキーズ (The Rookies)』(テレビドラマ)
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ファラ・フォーセット:
- 『キャノンボール (The Cannonball Run)』(映画)
- 『バーニング・ベッド (The Burning Bed)』(テレビ映画、エミー賞ノミネート)
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ジャクリーン・スミス:
- 『ザ・ターゲット (Nightkill)』(映画)
- 『ジャクリーン・ケネディ物語 (Jacqueline Bouvier Kennedy)』(テレビ映画)
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シェリル・ラッド:
- 『パープル・ハーツ/愛の勲章 (Purple Hearts)』(映画)
- 『ミレニアム/1000年紀 (Millennium)』(映画)
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ジョン・フォーサイス (チャーリー役):
- 『ダイナスティ (Dynasty)』(テレビドラマ、ブレイク・キャリントン役)
- 『ハリーの災難 (The Trouble with Harry)』(ヒッチコック監督映画)
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デヴィッド・ドイル (ボスレー役):
- 『わんぱくダック夢冒険 (DuckTales)』(アニメ、声の出演)
- 『ポパイ (Popeye)』(映画)
「チャーリーズ・エンジェル」1970s版の社会的評価と影響(まとめ)
『チャーリーズ・エンジェル』は、1970年代の「ガールパワー」の先駆けとも言える作品であり、強く美しい女性たちが男性社会の中で活躍する姿を描き、多くの女性視聴者からの共感と支持を集めました。
一方で、エンジェルたちのセクシーさを強調する演出(「ジグルTV」と揶揄されることもあった)は、フェミニズムの観点から批判を受けることもありました。
しかし、そのスタイリッシュな映像、軽快なストーリー展開、そして何よりも魅力的なエンジェルたちのキャラクターは、時代を超えて多くの人々に愛されています。
本作の成功は、その後のアクションドラマや映画における女性キャラクターの描かれ方に大きな影響を与え、数多くのリメイクや続編(2000年代の映画版、2011年のテレビリブート版、2019年の映画版など)を生み出す原動力となりました。
70年代のファッションや文化を色濃く反映した本作は、今見てもその華やかさとエネルギーを感じさせる、ポップカルチャーの重要な一作品です。
「チャーリーズ・エンジェル」1970s版の関連商品
あの時代の輝きを再び。
DVD
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オリジナル版『地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル』の各シーズンを収録したコンプリートDVD-BOXが、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントから発売されています。
Blu-ray
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海外では高画質化されたBlu-ray版もリリースされています。
書籍
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番組の制作背景やキャストについて書かれた書籍(主に洋書)が存在します。
サウンドトラック
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ジャック・エリオットとアリン・ファーガソンによるテーマ曲や劇中音楽を収録したサウンドトラック盤が過去にリリースされました。
リメイク版
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2000年、2003年公開の映画版(キャメロン・ディアス主演)、2019年公開の映画版(クリステン・スチュワート主演)などのDVD/Blu-rayも入手可能です。