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【ドクター・フー】クララ・オズワルド徹底解説!「不可能を可能にする女の子」から「ドクターになった女性」への軌跡

SF
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【ドクター・フー】クララ・オズワルド徹底解説!「不可能を可能にする女の子」から「ドクターになった女性」への軌跡

「ドクター・フー」におけるクララ・オズワルドの概要

BBCが製作する世界最長のSFドラマ『ドクター・フー(Doctor Who)』。その長い歴史の中で、最も謎に満ち、かつドクターに最も近づいたコンパニオンの一人がクララ・オズワルド(演:ジェナ・コールマン)です。

彼女は、11代目ドクター(マット・スミス)と12代目ドクター(ピーター・カパルディ)という、性格の異なる二人のドクターと共に旅をしました。

「不可能を可能にする女の子(The Impossible Girl)」として登場し、やがてドクターと対等、あるいはそれ以上の存在へと成長(あるいは暴走)していく彼女の物語は、ニュー・ジェネレーション(新シリーズ)の中でも屈指のドラマチックな展開を見せました。

詳細:ミステリー、共依存、そして自立への旅

クララ・オズワルドの魅力は、そのキュートなルックスとは裏腹な「支配欲の強さ」と「自己犠牲の精神」、そして複雑な運命にあります。

1. 「不可能を可能にする女の子」の謎(シリーズ7)

クララとドクターの出会いは衝撃的でした。
最初はダーレク収容所で「オスウィン」として、次はヴィクトリア朝ロンドンで家庭教師「クララ」として登場しますが、いずれもドクターを助けて命を落とします。

現代で「3人目」のクララを見つけた11代目ドクターは、なぜ彼女が時空のあちこちで生まれ変わり、自分を助けて死ぬのかという謎に取り憑かれます。
その真相は、ドクターの全人生(タイムライン)を守るために、彼女自身が時空の裂け目に飛び込み、無数のコピーとなってドクターの歴史に介入したという、究極の自己犠牲によるものでした。

2. 12代目ドクターとの複雑な依存関係(シリーズ8〜9)

再生し、年配で気難しい性格になった12代目ドクターに対し、クララは当初戸惑いを見せます。
しかし、二人の絆はシリーズが進むにつれて深まっていき、やがてそれは「毒」を含んだ共依存関係へと変化します。

恋人ダニー・ピンクの死という悲劇を経て、クララは悲しみを紛らわせるかのように危険な冒険にのめり込みます。彼女はドクターの振る舞いを模倣し、嘘をつき、リスクを冒すようになります。ドクター自身も「彼女の無謀さは自分のせいだ」と自覚しながらも、彼女を手放せないという葛藤が描かれます。

3. 衝撃的な最期と「ヘル・ベント」

彼女の物語のクライマックスは、シリーズ9「カラスの罠(Face the Raven)」から「地獄への、のぞみ(Hell Bent)」にかけて描かれます。
友人のミスをカバーするために安易に引き受けた「死の刻印」により、クララはドクターの目の前で命を落とします。

しかし、彼女を失うことに耐えられないドクターは、タイムロードの禁忌を犯して彼女を死の直前から時間の外へ連れ出します。
最終的に、二人は互いが互いにとって危険な存在(ハイブリッド)になってしまったことを悟り、ドクターはクララに関する記憶を消す(実際にはドクターが記憶を失う)という切ない結末を迎えます。

4. 不滅の旅立ち

物語の最後、クララは「死ぬ直前の鼓動のまま時間が止まった状態」で、同じく不死の少女アシルダと共に、盗んだTARDIS(外見はアメリカンダイナー)に乗って宇宙の旅に出ます。
いつかはガリフレイに戻って死を受け入れなければなりませんが、それまでは「私自身のドクター」として、彼女は宇宙を駆け巡るのです。

「ドクター・フー」参考動画

まとめ

クララ・オズワルドは、単なる「ドクターのアシスタント」から脱却し、ドクターと対等なパートナー、そして最終的には「もう一人のドクター」とも言える存在にまで昇華した稀有なキャラクターです。

「賢い男の子、走って。そして私のことを覚えていて(Run you clever boy, and remember me)」という彼女の名台詞は、ドクターだけでなく、世界中のファンの心に深く刻まれました。
ジェナ・コールマンの圧倒的な演技力と相まって、彼女は『ドクター・フー』の歴史において、最も愛され、かつ議論を呼んだコンパニオンとして語り継がれています。

関連トピック

11代目ドクター(蝶ネクタイをした若きドクター。クララを「インポッシブル・ガール」と呼び探し求めた)
12代目ドクター(偏屈だが情熱的なスコットランド人のドクター。クララとは教師と生徒、あるいは親友のような関係)
ダニー・ピンク(クララの恋人で元兵士の数学教師。ドクターとは反りが合わなかったが、クララを深く愛した)
ミッシー(マスター)(ドクターの宿敵。クララとドクターを出会わせた黒幕であり、二人の関係をかき乱した)
アシルダ(ミー)(ヴァイキングの少女から不老不死となった女性。最後はクララと共に旅立つ)

関連資料

DVD『ドクター・フー ニュー・ジェネレーション DVD-BOX 2 & 3』(クララが登場するシリーズを収録)
書籍『Doctor Who: The Official Cookbook』(クララが得意だったスフレのレシピも載っているかもしれないファン向け料理本)
フィギュア『Doctor Who Clara Oswald Action Figure』(各シーズンの衣装を再現したフィギュア)

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