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【抱腹絶倒】『かわいい魔女ジニー』最強のライバルは実の姉?緑の衣装の「ジェニファー」登場エピソードとバーバラ・イーデンの二役の秘密

コメディー
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【抱腹絶倒】『かわいい魔女ジニー』最強のライバルは実の姉?緑の衣装の「ジェニファー」登場エピソードとバーバラ・イーデンの二役の秘密

「ジニーの姉・ジェニファー」の概要

『かわいい魔女ジニー』シリーズ中盤から登場し、番組の視聴率を大いに盛り上げた名物キャラクターといえば、ジニーの姉「ジェニファー(原語版では姉もJeannieですが、日本の吹き替え版等では区別のためにジェニファーと呼ばれました)」です。
主人公ジニーと瓜二つの容姿を持ちながら、性格は正反対。小悪魔的で享楽主義、そしてトニーのことが大嫌いな彼女は、妹の幸せ(とトニーの平穏)をぶち壊すために度々現れます。

本記事では、バーバラ・イーデンが見事な一人二役で演じたこの「最強のライバル」の魅力、緑色の衣装に隠された意味、そして姉が登場する抱腹絶倒の人気エピソードについて徹底解説します。

「ジェニファー」の詳細と人気エピソード

ジニーの姉「ジェニファー」とは何者か?

第3シーズン第2話「かわいい・かわいい・かわいいジニー(Jeannie or the Tiger?)」で初登場した彼女は、ジニーの実の姉です(日本語版では妹とされることもありますが、設定や態度は明らかに姉御肌です)。
最大の特徴は、ジニーのトレードマークである「ポニーテールにピンクの衣装」に対し、ジェニファーは「ブルネット(茶髪)にグリーンの衣装」を身にまとっていること。そして、ジニーがトニーに尽くす清純派であるのに対し、ジェニファーは奔放で意地悪な小悪魔タイプです。
彼女は「魔女が人間なんかに仕えるなんて恥さらしだ」と考えており、隙あらばジニーを魔法の世界(バグダッド)に連れ戻そうとしたり、トニーを誘惑してジニーとの仲を裂こうとしたりします。

バーバラ・イーデンの演技力と撮影技術

ジェニファー役も、主演のバーバラ・イーデン自身が演じています。彼女はかつらと衣装を変え、声のトーンを低くハスキーにすることで、全く別の人格を見事に演じ分けました。
当時、同一人物を同じ画面に登場させる「合成技術(スプリット・スクリーン)」は非常に手間がかかるものでしたが、二人が会話するシーンの自然さは、当時の技術レベルの高さを物語っています。バーバラ・イーデン自身も「善い子を演じるより、悪女を演じるほうが楽しかった」と後に語っています。

【傑作選】ジェニファーが嵐を呼ぶ人気エピソード

1. 衝撃の初登場「かわいい・かわいい・かわいいジニー」(Season 3, Episode 2: Jeannie or the Tiger?)

ジェニファーのデビュー回。ジニーがトニーと仲良くしているのが気に入らないジェニファーは、トニーを罠にはめようと画策します。タイトルは有名な物語『女か虎か』のパロディ。彼女の登場により、番組に「女性同士のバトル」という新しいコメディ要素が加わりました。

2. トニーを誘惑?「モテモテ・トニー」(Season 3, Episode 18: The Case of My Vanishing Master)

ジェニファーの悪巧みの中でも特に強烈なエピソード。彼女はトニーに魔法をかけ、彼が自分のことを好きになるように仕向けたり、ジニーになりすまして周囲を混乱させたりします。トニーがジェニファーの誘惑にフラフラしてしまう様子と、それを必死に阻止するジニーの健気さが対照的です。

3. 入れ替わりの大混乱「ウソッ!ジニーが二人」(Season 4, Episode 24: Jeannie-Go-Round)

ジェニファーの悪戯が極まる回。彼女はジニーを「ボトルの中に閉じ込め」、自分がジニーになりすましてトニーの家で好き放題暴れます。NASAの同僚たちに失礼な態度を取ったり、トニーを困らせたりとやりたい放題。
この回は、バーバラ・イーデンの「ジニーのふりをするジェニファー」という、三重構造のような複雑な演技が見どころです。視聴者も「今はどっち?」とハラハラさせられます。

なぜジェニファーは人気なのか?

彼女は単なる悪役ではありません。ジニーが普段抑圧している「魔法を自由に使って楽しみたい」という欲望を体現している存在とも言えます。
トニーのために人間界のルールを守ろうと窮屈な思いをしているジニーに対し、「魔法があるんだから使えばいいじゃない!」と笑い飛ばすジェニファーの姿は、ある種の痛快さ(カタルシス)を視聴者に与えました。
また、ピンクとグリーンという色彩の対比も画面を華やかにし、60年代ポップカルチャーのアイコンとして愛され続けています。

参考動画

まとめ

「ジニーの姉・ジェニファー」が登場するエピソードは、間違いなくシリーズのハイライトの一つです。
彼女は、トニーとジニーの愛を試す「試練」の役割を果たしつつ、ドラマに予測不能なカオスをもたらすスパイスでした。何より、清楚なジニーと妖艶なジェニファーという、バーバラ・イーデンの二つの魅力を同時に楽しめる贅沢な回でもあります。
もし日常に退屈しているなら、ぜひジェニファーが登場するエピソードをご覧ください。彼女の悪戯心が、あなたの退屈も魔法で吹き飛ばしてくれるはずです。

関連トピック

バーバラ・イーデン
ジニーとジェニファーの一人二役を演じた主演女優。彼女のコメディエンヌとしての才能と、全く違うキャラクターを演じ分ける演技力は、本作の成功の最大の要因です。

スプリット・スクリーン(画面分割合成)
1960年代当時、一人の役者を同じ画面に二人映すために使われた特撮技術。カメラを固定し、フィルムの半分を隠して撮影した後、巻き戻して反対側を撮影するというアナログで緻密な作業が必要でした。

サマンサの従姉妹セリーナ(奥さまは魔女)
同時期の人気ドラマ『奥さまは魔女』にも、主人公サマンサにそっくりな奔放な従姉妹「セリーナ」が登場します(演じているのも同じエリザベス・モンゴメリー)。「真面目な主人公と、そっくりで享楽的な親戚」という設定は、当時の魔女コメディの王道パターンでした。

関連資料

DVD『かわいい魔女ジニー シーズン3』
ジェニファーが初登場し、活躍し始めるシーズン。彼女の登場回はパッケージ裏面などでも大きく取り上げられることが多いです。

バーバラ・イーデン写真集
ピンクのジニー衣装だけでなく、グリーンのジェニファー衣装を着たバーバラの写真も多数掲載されており、ファッション資料としても価値があります。

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