YouTubeで「ホイール・オブ・タイム」を見るなら必見！あらすじ・キャスト・OP総まとめ
「ホイール・オブ・タイム」とは？ – 概要とあらすじ
「ホイール・オブ・タイム」（原題：The Wheel of Time）は、アメリカの作家ロバート・ジョーダンによる世界的なベストセラー大河ファンタジー小説シリーズ『時の車輪』を原作とした、Amazon Prime Video製作のドラマシリーズです。
2021年11月よりシーズン1の配信が開始され、その壮大な世界観から「現代のロード・オブ・ザ・リング（指輪物語）」とも評されています。
物語の舞台は、魔法が存在するが、その力を使えるのは特定の女性たち「異能者（アエズ・セダーイ）」に限られる世界。
強大な力を持つ異能者の女性モイレイン（ロザムンド・パイク）が、山間の村トゥー・リバーズを訪れるところから物語は始まります。
彼女は、この村に住む5人の若者（ランド、ペリン、マット、エグウェーン、ナイニーヴ）のうちの誰かが、世界を救うことも滅ぼすこともできるという「竜王の生まれ変わり」であると信じています。
世界を破滅させようと目論む「闇王」とその軍勢が迫る中、モイレインは若者たちを危険な冒険の旅へと導きます。
彼らは、自分たちのうちの誰が予言の人物なのか、そして世界の運命にどう立ち向かうのか、重大な選択を迫られることになります。
「ホイール・オブ・タイム」のオープニング動画（YouTube）
「ホイール・オブ・タイム」の壮大な世界観と、これから始まる過酷な運命を予感させるシーズン1の公式予告編はこちらからご覧いただけます。
本作には特定のオープニング曲というよりも、各エピソードの冒頭に美しい織物（タペストリー）のアニメーションが流れ、物語の進行を示唆する演出がなされています。
「ホイール・オブ・タイム」の作品詳細（ストーリー・スタッフ）
本作の原作は、ロバート・ジョーダンによって執筆され、彼の死後はブランドン・サンダースンが引き継いで完結させた、全14部（+外伝）にも及ぶ長編小説シリーズ『時の車輪』です。
その詳細で緻密な世界設定、複雑な魔法の体系、膨大な登場人物により、長年映像化は困難とされてきました。
Amazonスタジオはこの壮大な物語の映像化に挑み、製作総指揮には『エージェント・オブ・シールド』などを手掛けたレイフ・ジャドキンスが就任しました。
シーズン1は2021年、シーズン2は2023年に配信され、その重厚な物語と美しい映像で多くのファンタジーファンを魅了しました。
物語は、竜王の生まれ変わりとされるランド・アル=ソアを中心に展開し、仲間たちとの絆、異能者たちの政治的な駆け引き、そして世界中に広がる闇王の影響との戦いを描いています。
シーズン3の制作も決定し、撮影が行われていましたが、報道によればシーズン3がファイナルシーズンとなり、物語に区切りをつける形になるとされています。
「ホイール・オブ・タイム」の主なキャスト（登場人物と演者・声優）
「ホイール・オブ・タイム」を彩る主要なキャラクターと、それを演じる俳優陣（および日本語吹替声優）を紹介します。
- モイレイン・ダモドレッド： ロザムンド・パイク（吹替：本田貴子）
- ラン・アル=マンドラゴラン： ダニエル・ヘニー（吹替：郷田ほづみ）
- ランド・アル=ソア： ヨシャ・ストラドフスキー（吹替：入野自由）
- ペリン・アイバラ： マーカス・ラザフォード（吹替：木村昴）
- マット・コーソン： バーニー・ハリス（S1） / ドーナル・フィン（S2）（吹替：程嶋しゅんすけ）
- エグウェーン・アル=ヴィア： マデリーン・マッデン（吹替：清水理沙）
- ナイニーヴ・アル=ミーラ： ゾーイ・ロビンス（吹替：平田真菜）
- リアンドリン・ゲイラル： ケイト・フリートウッド（吹替：渡辺美佐）
キャストの主な代表作品
「ホイール・オブ・タイム」出演キャストの、他の主な代表作をご紹介します。
- ロザムンド・パイク（モイレイン役）：
- 『ゴーン・ガール』（エイミー・ダン役）
- 『007/ダイ・アナザー・デイ』（ミランダ・フロスト役）
- 『アウトロー』（ヘレン・ロディン役）
- ダニエル・ヘニー（ラン役）：
- 『ベイマックス』（タダシ・ハマダ役 ※声の出演）
- 『クリミナル・マインド FBI行動分析課』（マット・シモンズ役）
- 『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』（エージェント・ゼロ役）
- ヨシャ・ストラドフスキー（ランド役）：
- 『グランツーリスモ』（ニコラス・ケープ役）
- 『Just Friends（原題）』（イェップ役）
- 入野自由（ランド役 吹替）：
- 『千と千尋の神隠し』（ハク役）
- 『おそ松さん』（松野トド松役）
- 『ハイキュー!!』（菅原孝支役）
- 木村昴（ペリン役 吹替）：
- 『ドラえもん』（剛田武/ジャイアン役）
- 『ヒプノシスマイク』（山田一郎役）
- 『THE FIRST SLAM DUNK』（桜木花道役）
「ホイール・オブ・タイム」の社会的評価・評判と影響
「ホイール・オブ・タイム」は、その壮大なスケールと忠実な世界観の再現（一部改変はありつつも）により、原作ファンおよび新規のファンタジーファンから概ね好意的に受け入れられました。
特に主演ロザムンド・パイクの存在感と、モイレインという複雑なキャラクターを見事に演じきった演技力は高く評価されています。
原作が持つ「男性原理と女性原理」という魔法の体系や、女性が権力の中枢を担う「異能者（アエズ・セダーイ）」の組織など、ジェンダーに関する深いテーマ性も現代の視聴者に刺さる要素となりました。
一方で、原作があまりにも長大であるため、ストーリーの展開が速すぎると感じる視聴者や、原作との差異に戸惑う声も一部存在しました。
Amazon Prime Videoの看板ファンタジー作品の一つとして大きな期待を集めましたが、報道によれば高額な製作費などもあり、シーズン3をもって完結（打ち切り）が決定したとされています。
しかし、完結した小説シリーズを基にしているため、物語の核心部分はシーズン3で一定の決着がつくと期待されています。
「ホイール・オブ・タイム」の関連商品（DVD・書籍・グッズ）
「ホイール・オブ・タイム」の世界をもっと楽しむための関連商品を紹介します。
- 原作小説（書籍）： 作品の根幹である、ロバート・ジョーダン（およびブランドン・サンダースン）による原作小説シリーズです。日本語版は早川書房（ハヤカワ文庫FT）から『ホイール・オブ・タイム 竜王伝説』（第1部）として刊行が開始されています。壮大な物語を深く知りたい方には必読の書です。
- 動画配信（視聴方法）： ドラマ「ホイール・オブ・タイム」はAmazon Prime Videoのオリジナル作品であり、独占配信となっています。DVDやBlu-rayなどの物理メディアでの販売は、現時点では行われていません。
- サウンドトラック： 作曲家ローン・バルフによる壮大な劇伴音楽は、デジタル配信（Amazon Music, Spotify, Apple Musicなど）でサウンドトラックとして楽しむことができます。