YouTubeで観る「ウィリアム・ガーント」!身長、経歴、代表作品、評価、関連商品を徹底解説
「ウィリアム・ガーント」の概要
ウィリアム・ガーントは、英国のテレビドラマ黄金期を支えた名優であり、クールなアクションヒーローから、親しみやすいシットコム(コメディ)の父親役まで、驚くほど幅広い役柄を演じ分けることで知られています。
日本の海外ドラマファンにとって最も馴染み深いのは、1960年代後半に制作されたITCの特撮スパイドラマ『電撃スパイ作戦(The Champions)』のリチャード・バレット役でしょう。超能力を持つ秘密捜査官として、冷静沈着かつ知的な活躍を見せ、世界的な人気を獲得しました。
その後はイメージを一新し、1980年代の大ヒットコメディ『No Place Like Home』で、家族に振り回される父親役をユーモラスに演じ、お茶の間の人気者となりました。
舞台俳優としてもシェイクスピア劇などで高い評価を得ており、長きにわたり英国エンターテインメント界の第一線で活躍し続けている重鎮です。
「ウィリアム・ガーント」の詳細情報
英語名
William Gaunt
生年月日
1937年4月3日
国籍
イギリス(イングランド)
身長
183cm
経歴
ウィリアム・ガーントは、イングランドのヨークシャー州プジーで生まれました。
弁護士の家庭に育ちましたが、演技の道を選び、名門王立演劇学校(RADA)で学びました。
キャリア初期は舞台や『Z-Cars』『アベンジャーズ』といった人気ドラマへのゲスト出演で経験を積みました。
彼の運命を大きく変えたのは、1968年のITC制作ドラマ『電撃スパイ作戦(The Champions)』への抜擢です。チベットでの遭難事故により超能力(テレパシーや予知能力など)を得た秘密諜報機関「ネメシス」のエージェント、リチャード・バレット役を演じました。
この作品で彼は、暗号解読や潜入捜査を得意とする頭脳派でありながら、格闘アクションもこなすクールなヒーロー像を確立しました。
ドラマ終了後は、シリアスなBBCドラマ『アーサー王の伝説(The Legend of King Arthur)』や『戦争と平和』などに出演し、演技派としての評価を固めます。
1983年からはシットコム『No Place Like Home』で主演を務め、子供たちがいつまでも実家に居座ることに悩む父親アーサー・クラブツリー役を演じて大ヒット。コメディ俳優としての才能も開花させました。
その後も『Next of Kin』などの人気シットコムに出演する一方、舞台では『リア王』などの重厚な作品で存在感を放ち続けています。
代表作
- 『電撃スパイ作戦(The Champions)』(リチャード・バレット役)
- 『No Place Like Home』(アーサー・クラブツリー役)
- 『Next of Kin』(グラハム・プレンティス役)
- 『アーサー王の伝説(The Legend of King Arthur)』(オレット警視役)
- 『戦争と平和(1972年版)』(ピエール・ベズーホフ役 ※BBC版)
- 『ドクター・フー』(様々な役で複数回出演)
「ウィリアム・ガーント」の代表作の公式オープニング動画
まとめ
ウィリアム・ガーントは、「静」と「動」、「シリアス」と「コメディ」の両極端を見事に演じられる稀有な俳優です。
『電撃スパイ作戦』での彼は、常に冷静で感情をあまり表に出さない「ハードボイルドな男」でしたが、その後のコメディ作品では、困り顔や皮肉っぽいユーモアで視聴者の笑いを誘い、そのギャップが多くのファンに愛されました。
特に『電撃スパイ作戦』は、アメリカのスパイ物とは一味違う、英国特有の陰影とSF要素が融合した作品として、現在でもカルト的な人気を誇っています。
80代を超えた現在も現役で活動しており、その渋い声と紳士的な佇まいは、英国ドラマになくてはならない「安心感」を与えてくれる存在です。
俳優および作品関連商品
- 『電撃スパイ作戦』 コンプリート DVD-BOX(The Champions: The Complete Series)
- 『No Place Like Home』 DVD-BOX(輸入盤)
- ウィリアム・ガーント出演『ドクター・フー』 関連DVD
- 『Next of Kin』 コンプリート DVD-BOX
- ITCテレビシリーズ・テーマ曲集 CD

