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涙なしには見られない衝撃のフィナーレ!初期メンバーとの別れを描く『トーチウッド』シーズン2最終話「Exit Wounds」徹底解説

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涙なしには見られない衝撃のフィナーレ!初期メンバーとの別れを描く『トーチウッド』シーズン2最終話「Exit Wounds」徹底解説

「Exit Wounds(邦題:決別/出郷)」の概要

『トーチウッド』シーズン2の最終話(第13話)にあたる「Exit Wounds(邦題:決別/出郷)」は、ファンの間で「シリーズで最も悲しく、最も美しいエピソード」として語り継がれています。

シーズンを通じて描かれてきたジャックの失踪した弟「グレイ」の謎がついに解き明かされますが、その代償はあまりにも大きなものでした。

カーディフを襲う未曾有の危機、ジャックに課せられた永遠に近い孤独な刑罰、そして主要メンバーであるトシコ・サトとオーウェン・ハーパーの壮絶な最期。

この記事では、トーチウッドの歴史を大きく変えたこの伝説的なエピソードについて、あらすじと見どころを詳細に解説します。

「Exit Wounds」の詳細

キャプテン・ジョン・ハートの帰還と混沌

物語は、かつてのジャックの相棒であり、元タイム・エージェントのキャプテン・ジョン・ハートがカーディフに現れるところから始まります。彼は街中の要所に爆弾を仕掛け、大混乱を引き起こします。

警察署や病院が爆破され、街がパニックに陥る中、トーチウッドのメンバーは分散して対応にあたります。しかし、ジョンの行動は、ある人物に脅されてのことでした。

その人物こそ、ジャックが一生をかけて探し続けてきた実の弟、グレイだったのです。

弟・グレイの復讐とジャックの生き埋め

ジャックの故郷ボーシェン半島が襲撃された際、手を離してしまったことで生き別れた弟グレイ。彼は長い年月、過酷な環境で拷問を受け、兄への愛を憎しみへと変えていました。

グレイはジャックに対し、死よりも重い罰を与えます。それは、紀元27年のカーディフの地下深くにジャックを生き埋めにすることでした。

不死身のジャックは、窒息死しては生き返るという無限の苦しみを繰り返しながら、1901年にトーチウッドの前身組織によって掘り起こされるまで、約1900年もの時間を土の中で過ごすことになります。

(※この過程でジャックは自分自身のタイムラインと交差し、現代のジャックが戻ってくるまで身を潜めて待つことになります。)

トシコとオーウェン、最期の会話

現代のハブでは、グレイが侵入し発砲。トシコ・サトが腹部を撃たれ致命傷を負います。

一方、原子力発電所ではメルトダウンの危機が迫っていました。既に「死者」として蘇生していたオーウェン・ハーパーは、放射能の影響を受けない体であることを利用し、原子炉の隔離室へ入ります。

暴走を止めるには、ハブのコンピューターからの制御が必要でした。瀕死のトシコは、自分の死期を悟りながらも、痛みに耐えてキーボードを叩き、オーウェンをサポートし続けます。

メルトダウンは阻止されましたが、オーウェンが閉じ込められた隔離室のロックダウンは解除されず、彼は致死量の放射線(あるいは浄化システム)によって分解される運命にありました。

モニター越しに向き合う二人。ずっとオーウェンを想っていたトシコと、その想いにようやく向き合ったオーウェン。

「君が僕を助けたんだ」「叫ぶなよ、僕らは死ぬんだから」

互いに励まし合い、愛を伝え合いながら、二人は静かにその命の灯火を消しました。

エピソードの結末とその後

1900年の眠りから覚め、現代に追いついたもう一人のジャックが戻り、グレイを麻酔で眠らせて冷凍保存カプセルに入れます。「許す」と言いながら弟を永遠の眠りにつかせるジャックの姿は、彼の深い悲しみを象徴しています。

ラストシーン、残されたジャック、グウェン、イアントの3人は、トシコの遺したメッセージ動画を見ます。「あなたたちに出会えてよかった」。

彼女の言葉に涙するメンバーたち。トーチウッド・カーディフ支部は、かけがえのない仲間を失い、新たな、そしてより過酷な時代(シーズン3)へと進んでいくのです。

「Exit Wounds」の参考動画

まとめ

「Exit Wounds」は、SFドラマとしてのスケールの大きさと、胸を締め付ける人間ドラマが見事に融合した傑作です。

特に、報われない片思いを続けてきたトシコが、最期にオーウェンと心を通わせるシーンは、シリーズ屈指の名場面として多くのファンの涙を誘いました。

また、弟を救えなかったジャックの「罪」と「罰」は、次シーズン『チルドレン・オブ・アース』での彼の行動原理にも深く影を落とします。

主要キャラの退場という喪失感は大きいですが、それゆえに『トーチウッド』という作品の深み決定づけた重要な一話です。

関連トピック

キャプテン・ジョン・ハート: ジャックの元パートナー。今回は敵として現れるが、グレイに脅されていたことが判明する。シーズン4でも重要な役割を果たす。

グレイ: ジャックの弟。幼少期に生き別れ、精神を病んで復讐鬼となった。最終的に冷凍保存される。

トシコ・サト: 天才的なハッキング能力を持つメンバー。オーウェンに想いを寄せていた。最期までチームのために戦い抜いた。

オーウェン・ハーパー: 医師。シーズン2中盤で一度死亡し、蘇生グローブで「動く死体」として蘇っていた。本話で二度目の、そして本当の死を迎える。

関連資料

DVD『トーチウッド シーズン2』: 感動の最終話を収録。特典映像には削除シーンなども含まれる場合がある。

サントラ『Torchwood: Original Television Soundtrack』: 作曲家ベン・フォスターによる「The Death of Toshiko」などの楽曲は、聴くだけでシーンが蘇る名曲。

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