YouTubeで観る「カーク・アセヴェド」！身長、経歴、代表作品、評価、関連商品を徹底解説

「カーク・アセヴェド」の概要とあらすじ

カーク・アセヴェドは、その鋭い眼光と特徴的なハスキーボイス、そして圧倒的な「ストリートのリアルさ」を醸し出す演技で知られるアメリカの実力派俳優です。

プエルトリコ系のルーツを持ち、ニューヨークのブロンクスで育った彼の演技には、作り物ではない切迫感とタフさが宿っています。

HBOの刑務所ドラマ『OZ/オズ』のミゲル・アルバレス役で強烈なインパクトを残し、その後も『バンド・オブ・ブラザース』の不屈の兵士ジョー・トイ役や、『FRINGE/フリンジ』のチャーリー・フランシス捜査官役など、多くの人気作で「頼れる相棒」や「危険な男」を演じてきました。

近年では『ARROW/アロー』でメインヴィランを務めるなど、アクションから重厚な人間ドラマまで幅広くこなす、海外ドラマ界に欠かせない名バイプレイヤーです。

Kirk Acevedo（本名：Kirk M. Acevedo）

1971年11月27日

アメリカ合衆国

177cm

カーク・アセヴェドは、ニューヨーク州ブルックリンで生まれ、サウス・ブロンクスで育ちました。

プエルトリコ系の家庭に生まれ、幼少期から演劇に興味を持ち、名門ニューヨーク州立大学パーチェス校（SUNY Purchase）で演技の学士号（BFA）を取得しました。

1990年代後半、HBOの画期的な刑務所ドラマ『OZ/オズ』で、精神的に不安定ながらも生存本能の強い囚人ミゲル・アルバレス役に抜擢され、その鬼気迫る演技でALMA賞にノミネートされるなど高い評価を得ました。

2001年にはスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮の『バンド・オブ・ブラザース』に出演し、激戦の中で片足を失っても戦意を失わないタフな兵士ジョー・トイを熱演し、世界中の視聴者に強い印象を与えました。

その後、J・J・エイブラムス製作の『FRINGE/フリンジ』でFBI捜査官チャーリー・フランシスを演じ、主人公を支える良き理解者として人気を博します。

近年ではドラマ版『12モンキーズ』で主人公の親友ラムゼ役を演じたほか、『ARROW/アロー』ではリカルド・ディアス（ドラゴン）役として、ヒーローを極限まで追い詰める冷酷な悪役を演じきり、その演技の幅広さを証明しました。

カーク・アセヴェドは、単なる「強面俳優」という枠を超え、キャラクターの内にある葛藤や脆さを表現することに長けた俳優です。

『OZ/オズ』で見せたような狂気と繊細さが同居する演技は彼の真骨頂であり、一方で『FRINGE/フリンジ』で見せたような温かみのある誠実な役柄も完璧にこなします。

また、彼自身が「自分の声と見た目のせいで悪役やタフな役が多い」と語るように、その特徴的なかすれ声（Raspy voice）は一度聞いたら忘れられない魅力を放っており、シリアスなシーンにおいて独特の緊張感を生み出します。

どのような役柄であっても、画面に登場するだけで作品の世界観を一段階引き締めることができる、稀有な存在感を持った俳優です。