YouTubeで見る「刑事スタスキー&ハッチ」!70年代バディ刑事ドラマの金字塔を徹底解説

YouTubeで見る「刑事スタスキー&ハッチ」!70年代バディ刑事ドラマの金字塔を徹底解説

「刑事スタスキー&ハッチ」の概要

『刑事スタスキー&ハッチ』(原題: Starsky & Hutch)は、1970年代にアメリカで制作・放送され、世界中で人気を博した刑事アクションドラマです。

舞台はカリフォルニア州の架空の都市「ベイシティ」。

血気盛んでストリート育ちのデビッド・スタスキー刑事と、冷静で知的なケン・”ハッチ”・ハッチンソン刑事という、対照的な性格の二人が主人公です。

彼らがトレードマークである赤と白のストライプが入ったフォード・グラン・トリノ(通称:赤い稲妻/Striped Tomato)を駆り、時には型破りな捜査方法で凶悪犯罪に立ち向かう姿を、アクション、ユーモア、そして二人の熱い友情を交えて描いています。

70年代の「バディ(相棒)刑事ドラマ」の代表格として、多くの作品に影響を与えました。

「刑事スタスキー&ハッチ」ファンキーなオープニングテーマ

(※トム・スコット作曲によるファンキーなテーマ曲が印象的なオープニング)

作品詳細(放送時期・制作背景)

本作は、ヒットメーカーであるアーロン・スペリングとレナード・ゴールドバーグの制作チームによって生み出され、アメリカのABCネットワークで1975年4月から1979年5月まで、全4シーズン、合計92話(パイロット版含む)が放送されました。

最大の特徴は、スタスキーとハッチという二人の刑事のキャラクター造形と、彼らの間の強い絆(ブロマンスの元祖とも言われる)にあります。

事件解決のアクションシーンに加え、私生活での彼らのやり取りや、情報屋ハギー・ベアとのコミカルな交流なども丁寧に描かれました。

また、主人公たちがTシャツやレザージャケット、ジーンズといったラフな私服スタイルで捜査にあたる姿も、当時の刑事ドラマとしては斬新であり、ファッション面でも注目を集めました。

真っ赤なボディに白いサイドラインが特徴的なフォード・グラン・トリノは、番組の人気を象徴する存在となり、劇中での派手なカーチェイスシーンも番組の見どころの一つでした。

日本では1977年からTBS系で放送され、そのスタイリッシュな雰囲気と軽妙な会話、迫力のアクションで人気を博しました。

「刑事スタスキー&ハッチ」の主要キャスト

ベイシティを駆け巡る個性的なキャラクターたち。

  • デビッド・マイケル・スタスキー (David Michael Starsky): ポール・マイケル・グレイザー (Paul Michael Glaser)

    ブルックリン育ちで、直感的かつ情熱的な刑事。

  • ケネス・”ハッチ”・ハッチンソン (Kenneth “Hutch” Hutchinson): デヴィッド・ソウル (David Soul)

    ミネソタ出身で、知的でクールな刑事。ギターを弾いたり、健康志向な一面も。

  • ハギー・ベア (Huggy Bear): アントニオ・ファーガス (Antonio Fargas)

    派手なファッションに身を包む、抜け目のない情報屋。スタスキー&ハッチの友人でもある。

  • ハロルド・ドビー主任 (Capt. Harold Dobey): バーニー・ハミルトン (Bernie Hamilton)

    スタスキー&ハッチの上司。二人の型破りな捜査に頭を悩ませつつも、理解を示す。

キャストの他の代表作品名

  • ポール・マイケル・グレイザー:

    • 『屋根の上のバイオリン弾き (Fiddler on the Roof)』(映画出演)
    • 『バトルランナー (The Running Man)』(映画監督)
    • 『マイアミ・バイス (Miami Vice)』(テレビドラマ、数エピソード監督)
  • デヴィッド・ソウル:

    • 『ダーティハリー2 (Magnum Force)』(映画)
    • 歌手としての活動(ヒット曲「やすらぎの季節 (Don’t Give Up on Us)」など)
    • 『死霊伝説 (Salem’s Lot)』(テレビミニシリーズ)
  • アントニオ・ファーガス:

    • 『フォクシー・ブラウン (Foxy Brown)』(映画)
    • 『カー・ウォッシュ (Car Wash)』(映画)
    • 『エブリバディ・ヘイツ・クリス (Everybody Hates Chris)』(テレビドラマ)
  • バーニー・ハミルトン:

    • 『ジョーズ (Jaws)』(映画、市長役)
    • 『サタンバグ (The Satan Bug)』(映画)

「刑事スタスキー&ハッチ」の社会的評価と影響(まとめ)

『刑事スタスキー&ハッチ』は、1970年代のアメリカン・ポリスアクションドラマのスタイルを確立した重要な作品です。

それまでの生真面目な刑事像とは異なる、ファッショナブルで人間味あふれる刑事コンビ像は、視聴者に新鮮な驚きを与え、大ヒットに繋がりました。

二人の友情描写は特に人気が高く、「バディもの」というジャンルの魅力を広く知らしめました。

カーアクション、銃撃戦といったハードな要素と、ユーモアやキャラクターの魅力を両立させた作風は、後の多くの刑事ドラマやアクション映画に受け継がれています。

2004年にはベン・スティラーとオーウェン・ウィルソン主演で映画版リメイクも製作されるなど、その人気と影響力は今なお健在です。

70年代のストリートカルチャーやファッション、音楽(ファンクやソウル)を色濃く反映しており、時代を象徴する作品としても価値が高いです。

「刑事スタスキー&ハッチ」関連商品

あの「赤い稲妻」を再び!

DVD

  • オリジナル版『刑事スタスキー&ハッチ』の各シーズンを収録したコンプリートDVD-BOXが、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントなどから発売されています。

Blu-ray

  • 海外では高画質化されたBlu-ray版もリリースされています。

ミニカー

  • 番組の象徴であるフォード・グラン・トリノ(赤に白ライン)のダイキャストモデルが、グリーンライト社、ホットウィールなど様々なメーカーから多数発売されています。

映画版

  • 2004年の映画版リメイク(ベン・スティラー、オーウェン・ウィルソン主演)のDVD/Blu-ray。

サウンドトラック

  • トム・スコットらによる番組のサウンドトラック盤がCDやアナログレコードで存在します。

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