伝説のSFドラマ「タイムトンネル」第22話「ビリー・ザ・キッド」を徹底解説!歴史の無法者とタイムトラベラーの遭遇

SF
この記事は約4分で読めます。

伝説のSFドラマ「タイムトンネル」第22話「ビリー・ザ・キッド」を徹底解説!歴史の無法者とタイムトラベラーの遭遇

「ビリー・ザ・キッド」の概要

「タイムトンネル」は、1966年から1967年にかけてアメリカで放送され、日本でもNHKで放送され大ブームを巻き起こしたSFテレビドラマの金字塔です。

未完成のタイムマシン「タイムトンネル」によって、過去や未来の歴史的瞬間に放り出された二人の科学者、トニー・ニューマンとダグ・フィリップスの冒険を描いています。

今回取り上げるのは、シリーズ第22話「ビリー・ザ・キッド(原題:The Kid)」です。

このエピソードでは、主人公たちが1881年のアメリカ西部、ニューメキシコ州にタイムスリップし、伝説の無法者ビリー・ザ・キッドと対峙する緊迫のストーリーが展開されます。

西部劇全盛期であった当時のテレビ界において、SFと西部劇を融合させた本作は、歴史の教科書には載っていないビリーの人間臭い一面を描き出し、高い評価を得ました。

「ビリー・ザ・キッド」の詳細

物語は、トニーとダグが1881年のニューメキシコ州リンカーン郡に転送されるところから始まります。

そこは、悪名高い「リンカーン郡戦争」の只中であり、伝説のアウトロー、ビリー・ザ・キッドが保安官パット・ギャレットに追われている最中の危険な時代でした。

到着早々、二人はビリーが敵対者を射殺する現場に遭遇してしまいますが、歴史の記録では「ビリーはこの時、見知らぬ二人組を射殺した」とされており、現代のタイムトンネル管制センターでは、トニーとダグこそがその犠牲者になるのではないかと戦慄が走ります。

本エピソードの最大の見どころは、ゲスト俳優ロバート・ウォーカー・Jrが演じるビリー・ザ・キッドのキャラクター造形にあります。

彼は冷酷な殺人鬼として描かれることが多いビリーを、あどけなさの残る繊細な青年として演じ、その狂気と孤独を見事に表現しました。

トニーはビリーと奇妙な友情のような関係を築きかけますが、ダグは歴史通りにビリーがパット・ギャレットに捕らえられるよう画策するという、コンビ間の葛藤も描かれています。

ロバート・ウォーカー・Jrは、往年の大女優ジェニファー・ジョーンズと俳優ロバート・ウォーカーの息子であり、その演技力と父親譲りのルックスは、当時多くの視聴者を惹きつけました。

また、銃撃戦のアクションシーンも本格的であり、当時の西部劇ドラマのクオリティをそのままに、SF的な「歴史改変の危機」というサスペンス要素が加わった傑作回として知られています。

「ビリー・ザ・キッド」の参考動画

まとめ

第22話「ビリー・ザ・キッド」は、単なる活劇に留まらず、歴史の奔流に抗えない個人の悲哀を描いたエピソードとして、ファンの間で長く語り継がれています。

若き日のロバート・ウォーカー・Jrの鬼気迫る演技は、ビリー・ザ・キッドという人物像に新たな深みを与えました。

現代の視点で見ても、セットの作り込みや衣装の再現度は非常に高く、60年代のテレビドラマがいかに贅沢に作られていたかを実感できるでしょう。

もしこのエピソードを見る機会があれば、アクションだけでなく、トニーとダグが歴史の証人としてどのように振る舞うか、その葛藤にも注目してみてください。

古い作品ですが、そのストーリーテリングの力強さは今も色褪せていません。

関連トピック

カスター将軍の最期:第5話。同じく西部劇テーマで、カスター将軍の全滅という歴史的悲劇を扱った名作エピソードです。

アラモの砦:第13話。テキサス独立戦争の激戦地を描き、タイムトラベラーが全滅必至の戦場に立ち会う感動回です。

ロバート・ウォーカー・Jr:本エピソードでビリーを演じた俳優。「スタートレック」など他のSFドラマでも印象的な役を残しています。

関連資料

タイムトンネル DVD COLLECTOR’S BOX Vol.2:第22話を含む後半のエピソードが収録されたDVDボックスセットです。

ビリー・ザ・キッド 真実の生涯:西部開拓史上の実在の人物としてのビリー・ザ・キッドを深く知るための歴史書です。

タイトルとURLをコピーしました