『GALACTICA/ギャラクティカ』は、2004年から放送されたアメリカのSFテレビドラマシリーズであり、1978年に放映されたテレビドラマシリーズ『宇宙空母ギャラクティカ』のリブート作品です。
かつて、人間が作り出した人工知能ロボット、サイロン。
彼らは進化を遂げ、人間と見分けのつかない人型サイロンにより、12のコロニーへの核攻撃が行われ、何十億もの人々が犠牲になった。
この攻撃から唯一逃れられたコロニアル艦隊の老朽艦ギャラクティカ。
アダマ艦長率いるギャラクティカと、生き残った民間船団は、絶望と怒りの中、新天地を求めて旅をする。
ギャラクティカでは、超光速航法(瞬間移動)を『ワープ』ではなく『ジャンプ』とよんでいます。
GALACTICA/ギャラクティカ トレーラー
ドラマは全体的に、暗く重たい雰囲気ですが、宇宙空間での戦闘シーン等の映像と音楽が迫力があり素晴らしい。
ギャラクティカの映像は、カメラワークがすごい。
宇宙空間の広大さから一気に船体の一部分をアップにしたり、カメラブレでリアルな臨場感を出しています。
合わせている打楽器メインのBGMも素晴らしいです。
テレビシリーズですが、部屋を暗くして大画面で観ると、より迫力があります。
ギャラクティカ 戦闘シーン
この他に、空母ペガサスの乗員視点のドラマ『RAZOR/ペガサスの黙示録』、サイロン視点で描いた『THE PLAN/神の誤算』、ウィリアム・アダマ艦長の若き日、人型サイロン誕生の謎を描く『BLOOD&CHROME/最高機密指令』等があります。
『RAZOR/ペガサスの黙示録』
『RAZOR/ペガサスの黙示録』は、2007年に放送された『GALACTICA/ギャラクティカ』のスピンオフ作品です。
本作は、復讐に燃えるペガサスのクルーとサイロンとの戦いを描いたストーリーで、ペガサスの過去と現在が交錯する形で展開しています。
『RAZOR/ペガサスの黙示録』は、『GALACTICA/ギャラクティカ』のファンにとっては、シリーズの世界観をより深く理解することができる作品となっています。
特に、ペガサスのクルーたちの背景や、ギャラクティカの船内での生活について、より詳しく描かれています。
また、サイロンとの戦いや、ギャラクティカが遭遇した危機に直面した時の決断など、本編にはなかったエピソードがいくつか盛り込まれているため、新鮮な体験を楽しめる作品でもあります。
一方で、『RAZOR/ペガサスの黙示録』は、単独で視聴するとストーリーの流れがわかりにくいという欠点があります。
本作は、『GALACTICA/ギャラクティカ』のシーズン2から4にかけての出来事の補完的な役割を持つため、それらのエピソードを知っていることが前提となっています。
また、『GALACTICA/ギャラクティカ』本編のように、哲学的な深さや人間ドラマを描いた作品ではないため、その点を求めるファンには物足りないかもしれません。
『THE PLAN/神の誤算』
『THE PLAN/神の誤算』は、2009年に放送された『GALACTICA/ギャラクティカ』のスピンオフ作品です。
本作は、人類を滅ぼすことを目的としたサイロン側の視点から、『GALACTICA/ギャラクティカ』のストーリーを再構成した作品となっています。
『THE PLAN/神の誤算』では、『GALACTICA/ギャラクティカ』本編で描かれた出来事をサイロン側の視点で描き、サイロンたちが人類を滅ぼすためにどのような計画を立てていたかが明らかになります。
また、サイロンたちの内面や個々の思惑が描かれることで、『GALACTICA/ギャラクティカ』本編ではわからなかった裏側の部分を知ることができます。
一方で、『THE PLAN/神の誤算』は、『GALACTICA/ギャラクティカ』本編をよく知らない人には理解が難しい作品となっています。
本編で描かれたエピソードや登場人物に対する知識が必要であり、単独で視聴するとストーリーの理解が難しいという欠点があります。
また、サイロン側の視点に偏りすぎており、人類側の視点があまり描かれないため、人間ドラマを楽しみたいファンには物足りないかもしれません。
『THE PLAN/神の誤算』
『BLOOD&CHROME/最高機密指令』は、2012年に放送された『GALACTICA/ギャラクティカ』のスピンオフ作品です。
本作は、『GALACTICA/ギャラクティカ』の前日譚に当たる作品であり、主人公の若き日の姿を描いています。
『BLOOD&CHROME/最高機密指令』では、主人公のウィリアム・アダマが若き頃の姿を描きながら、初めて戦闘機パイロットとしての任務につくまでの過程が描かれます。
また、本作では第一次サイロン戦争が勃発している時代の舞台となっており、『GALACTICA/ギャラクティカ』の世界観を更に深く掘り下げることができます。
GALACTICA/ギャラクティカ キャスト
ウィリアム・アダマ艦長:エドワード・ジェームズ・オルモス
リー・アダマ大尉(アポロ):ジェイミー・バンバー
カーラ・スレイス中尉(スターバック):ケイティー・サッコフ
ローラ・ロズリン大統領:メアリー・マクドネル
シャロン・バレリー少尉(ブーマー):グレイス・パーク
ガイアス・バルター博士:ジェイムズ・キャリス
人型サイロン ナンバー6:トリシア・エルファー
ソール・タイ大佐:マイケル・ホーガン
ヘレナ・ケイン提督:ミシェル・フォーブス
ケンドラ・ショー少佐(Razor):ステファニー・ジェイコブセン
ウィリアム・アダマ艦長役のエドワード・ジェームズ・オルモスは、映画『ブレードランナー 2049』で、リック・デッカードの同僚ガフを演じています。
ローラ・ロズリン大統領役のメアリー・マクドネルは、ドラマ『Major Crimes 〜重大犯罪課
Major Crimes』で、シャロン・レイダーを演じています。
カーラ・スレイス中尉(スターバック)役のケイティー・サッコフは、ドラマ『アナザー・ライフ』で、ニコ・ブレッキンリッジ船長を演じています。
シャロン・バレリー少尉(ブーマー)役のグレイス・パークは、ドラマ『HAWAII FIVE-0』
で、コノ・カラカウアを演じています。
ガイアス・バルター博士役のジェイムズ・キャリスは、ドラマ『ユーリカ ~地図にない街~』で、トレバーグラント博士を演じています。
人型サイロン ナンバー6役のトリシア・エルファーは、ドラマ『LUCIFER/ルシファー』で、ルシファーの母シャーロット・リチャーズを演じています。
ヘレナ・ケイン提督役のミシェル・フォーブスは、ドラマ『スタートレック THE NEXT GENERATION』のロー・ラレン少尉でした。
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